列車接近警報器の耐久性向上
支援先企業:株式会社三立商会
KISTECの支援メニュー:試験計測(令和3年度)
製品化への課題
鉄道レールに固定して使われる列車接近警報器の近接スイッチ保持金具が破断する問題が発生しました。
この金具はステンレス製の板を曲げ加工したもので、片側を固定した状態で使用されますが、固定側の曲げR部分に破断が確認されたことから、この部分の耐久性向上が課題となっていました。
KISTECの支援内容
破断の原因は、振動と考えられることから、振動試験機を使用しました。
保持金具の先端に加速度計を設置して共振特性を測定した後、共振点における耐久試験を実施し、当該箇所の破断を再現しました。
また、材質や板厚、曲げRの寸法変更等に関する提案や試作品に対する試験を通じて、保持金具の耐久性向上に貢献しました。
材料 金属|技術分野 強度、耐久性・疲労特性、試作加工・製造、不具合|分析・試験・評価法 音・振動、疲労試験|事例分類 製品開発
- この製品化事例に関連するお問い合わせ
- 担当:機械・材料技術部 機械計測グループ