高機能ポーラスチャックの開発

支援先企業:株式会社吉岡精工
KISTECの支援メニュー:製品化・事業化支援事業(令和4年度)

製品化への課題

ポーラスチャックは、多孔質体を吸着面に用い、細かい気孔で高い平面度の全面吸着を実現可能です。

支援先企業で製造されているポーラスチャックは寸法保証のみであるため、吸着力に対する性能保証を可能にすることが課題となっています。

また、さまざまな気孔径( ポーラス番手) で製作可能なことが特徴ですが、各番手による吸着力の違いを机上計算で推測することが必要でした。

KISTECの支援内容

KISTEC では、万能試験機を利用し、ポーラスチャックの吸着力(引張、せん断)を測定しました。

測定の際には、ワーク直径(吸着面積)、ポーラス番手、吸引圧力を変化させ、万能試験機により変位と荷重のデータを収録し、得られた結果から吸着力(最大荷重)を抽出することにより、種々の条件における性能を明らかにしました。

また、ポーラスチャックの成形時の接合で使用されている接着剤の評価も実施しました。

試験装置
試験装置
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  • 担当:機械・材料技術部 材料評価グループ